「キカガクって実際どうなの?」
「高い受講料を払う価値はある?」
この記事では、キカガクのAI・データサイエンス人材育成コース(長期コース)に6ヶ月間実際に通った体験をもとに、正直な評価をお伝えします。
受講前はPythonも機械学習も全くの未経験でした。
仕事をしながら週20時間ほど学習を続け、最終的にAIアプリを自分で作り上げるところまで到達できました。
「向いている人・向いていない人」を先にお伝えすると、こんな方に合っていると感じています。
- AIや機械学習を基礎からしっかり学びたい
- 仕事でAIを活用できるようになりたい
- 給付金を使ってコストを抑えたい
逆に、時間に余裕がない方や自習が苦手な方には少しハードルが高いかもしれません。
その理由も含めて、詳しく解説していきます。
キカガクとは?基本情報まとめ
キカガクは、AI・データサイエンスに特化したオンラインスクールです。
受講生200,000名以上、導入企業1,000社以上の実績を持ちます。
メインコースとなる「AI・データサイエンス人材育成コース(長期コース)」の概要は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受講期間 | 6ヶ月 |
| 受講料 | 792,000円(税込) |
| 給付金適用後 | 実質237,600円〜(最大70%還付・条件あり) ※追加給付の条件を満たすと実質158,400円になるケースあり |
| 学習スタイル | 完全オンライン・動画学習 |
| 週の学習時間目安 | 10〜20時間 |
| 取得できる資格 | E資格(JDLA認定)、G検定 |
| サポート | 週1回メンタリング・Slack質問(24時間) |
| 転職支援 | あり(doda提携) |
| 卒業後の教材 | 無期限で視聴可能 |
給付金は「専門実践教育訓練給付金」を利用した場合の還付率で、修了後も雇用保険に加入している(働いている)ことが条件です。
条件を満たせない場合は還付率が下がることがあるため、事前にハローワークで確認することをおすすめします。
※給付金の条件・手続きの詳細は、キカガク公式サイトまたはハローワークでご確認ください。
カリキュラムや給付金の詳細は、公式サイトから確認できます。
実際に6ヶ月通ってよかった点
受講前は「動画を見るだけで本当に身につくのか?」と不安でした。
結論から言うと、カリキュラムの質とサポート体制の手厚さは期待以上でした。
カリキュラムの質と学習の進めやすさ
受講前はPythonも機械学習も完全ゼロからのスタートでした。
大学でプログラミングの授業を受けた程度で、実務レベルには程遠い状態です。
それでも、キカガクのカリキュラムは基礎から段階的に積み上げる構成になっているため、無理なく進められました。
動画は何度でも見返せるので、理解できるまで繰り返し確認できた点も助かりました。
前半3ヶ月でPythonの基礎・機械学習・ディープラーニングを学び、後半3ヶ月で実際にAIアプリを作る、という流れです。
インプットとアウトプットのバランスがちょうどよく、知識が定着しやすかったと感じています。
週1回のメンタリングと質問サポート
週に1回、担当講師との1on1メンタリングが定例で行われます。
その週に詰まったところや、章末問題でわからなかった部分をまとめて質問できる場です。
メンタリング日以外は、SlackでいつでもAIに関する質問ができます。
「調べてから質問して」というスタンスではなく、気軽に質問できる雰囲気だったのは続けられた理由のひとつです。
※メンタリングの具体的な運用は、受講時期によって変更されている可能性があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
卒業後も使い続けられる教材
受講期間が終わった後も、すべての動画教材を無期限で視聴できます。
仕事でわからないことが出てきたとき、復習用のバイブルとして使えるのは長期的に見てかなり価値があります。
また、今後追加される新しいコンテンツも追加料金なしで視聴可能です。
AI分野は進化が速い領域なので、継続して学べる環境が整っている点は安心材料になりました。
気になった点・デメリット
良い点だけでなく、受講してみてしんどかった部分も正直にお伝えします。
週20時間の学習負荷は想像以上
公式の目安は週10〜20時間ですが、実際には週20時間ほど確保していました。
仕事をしながらこの時間を捻出するのは、正直かなり大変です。
平日は帰宅後に1〜2時間、休日はまとまった時間を確保する、という生活が6ヶ月続きます。
「勉強が趣味」くらいの感覚でないと、モチベーションを保つのが難しい時期もありました。
時間に余裕がない状態で申し込むと、途中でペースが崩れやすいと感じています。
受講前に「週20時間を6ヶ月続けられるか」を現実的に考えておくことをおすすめします。
後半の自走期間が一番の山場
後半3ヶ月は、自分でテーマを決めてAIアプリを作る「自走期間」に入ります。
前半で学んだ知識を総動員して、ゼロからアプリを完成させなければなりません。
私は猫の画像を分析して品種を判別するAIの作成に取り組みました。
しかし、学んだ内容を実際に組み合わせて動かすのは想像以上に難航しました。
講師のサポートを借りながらなんとか形にはなりましたが、「自走期間」という名前のとおり、自分で調べて試行錯誤する力が求められる期間です。
逆に言えば、ここを乗り越えると「本当に自分でAIを作った」という実感が得られます。
給付金制度について
キカガクの長期コースは、専門実践教育訓練給付金の対象講座です。
条件を満たせば、受講料792,000円のうち最大70%(約55万円)が還付され、実質負担は237,600円〜になります。
さらに、修了後も引き続き雇用されているなどの追加条件を満たすと、実質158,400円程度になるケースもあります。
実際に申請しましたが、手続き自体はそこまで難しくありませんでした。
ハローワークで書類を提出するだけで、流れを説明してもらえます。
ただし、給付金には受給条件があります。
雇用保険への加入期間や、修了後の雇用状況によって還付率が変わるため、申し込み前にハローワークで自分が対象かどうか確認することが必須です。
※給付金の条件・還付率は変更される可能性があります。最新情報はキカガク公式サイトまたはハローワークでご確認ください。
受講後の変化
受講前はAIという言葉は知っていても、仕組みや活用方法は全くわからない状態でした。
6ヶ月を経て、変わったことを率直にお伝えします。
まず、AIに対する解像度が大きく変わりました。
ニュースで「機械学習」「ディープラーニング」という言葉が出てきたとき、何を指しているのかがわかるようになりました。
仕事でも変化がありました。
AIツールを積極的に試すようになり、業務に取り入れることへの抵抗感がなくなりました。
結果として、業務効率が上がったと感じています。
転職サポートは私自身は利用しませんでしたが、同期の中には機械学習系の職種に転職した方もいました。
doda提携の転職支援があるため、キャリアチェンジを目指す方には実際に機能するサポートだと思います。
こんな人に向いている・向いていない
6ヶ月の受講を終えて、正直に感じた「合う人・合わない人」をまとめます。
向いている人
- AIや機械学習に興味があり、基礎からしっかり学びたい
- 仕事でAIを積極的に活用していきたい
- 機械学習・データサイエンス系の職種への転職を考えている
- 週20時間程度の学習時間を確保できる
- 給付金を活用してコストを抑えたい
向いていない人
- 仕事や家庭で時間的な余裕がほとんどない
- 動画を見て自分で学習を進めるのが苦手
- 短期間でサクッと学びたい(6ヶ月・週20時間のコミットが必要)
- 生成AIの操作方法だけ学べれば十分(本コースは機械学習の理論・実装が中心)
よくある質問
完全未経験でもついていけますか?
カリキュラムはPythonや数学の基礎から始まるため、プログラミング未経験でも問題ありません。
私自身、Python未経験・大学でプログラミングをかじった程度のスタートでしたが、最終的にAIアプリを完成させることができました。
ただし、週20時間ほどの学習時間を確保できることが前提になります。
給付金は誰でも使えますか?
給付金(専門実践教育訓練給付金)を受け取るには、雇用保険への加入期間などの条件があります。
条件を満たした場合の還付率は最大70%で、実質負担は237,600円〜になります。
さらに、受講修了後も雇用されているなどの追加条件を満たすと、実質158,400円程度になるケースもあります。
自分が対象かどうかは、受講申し込み前にハローワークで確認することをおすすめします。
仕事と両立できますか?
できますが、覚悟は必要です。
週20時間(平日1〜2時間+休日まとまった時間)を6ヶ月続けるのは、仕事量や生活状況によってはかなりハードです。
受講前に「この生活リズムで本当に時間が取れるか」を具体的にシミュレーションしておくと安心です。
E資格は取得できますか?
キカガクの長期コースはJDLA(日本ディープラーニング協会)認定プログラムのため、修了するとE資格の受験資格が得られます。
資格取得を目指す場合は、別途試験対策が必要になりますが、コース内にE資格対策講座も含まれています。
※E資格の合格率・難易度については公式サイトをご確認ください。
まとめ
キカガクの長期コースは、AI・機械学習をゼロから本格的に学べるスクールです。
カリキュラムの質・サポート体制・給付金の使いやすさは、実際に通ってみて納得感がありました。
一方で、週20時間・6ヶ月間のコミットが必要なコースです。
「時間が取れるか」「自走できるか」という点を正直に自問してから申し込むのが、後悔しない選択につながると思います。
まずは公式サイトでカリキュラムの詳細や給付金の条件を確認してみるのがおすすめです。

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